fortition

/fɔːrˈtɪʃən/ フォーティション

1. 音の強化、子音強化

言語学において、子音の調音に際して強さが増す音韻変化を指します。例えば、摩擦音が破裂音になるなどの現象が含まれます。これは音の弱化（lenition）の対義語です。

Fortition is a phonological process where a sound becomes stronger. (音の強化は、音がより強くなる音韻変化の過程です。)

• Fortition: 音の強化、または子音の強化を指す言語学用語。
• is: 「～である」という状態を表す動詞。
• a phonological process: 音韻論的な過程、つまり発音における変化の仕方を指す。
• where: 「～するところの」と先行する名詞を修飾する関係副詞。
• a sound: 特定の「音」を指す。
• becomes stronger: 「より強くなる」という変化を表す動詞句。

The fortition of fricatives into plosives is a common linguistic phenomenon. (摩擦音の破裂音への強化は、一般的な言語現象です。)

• The fortition: 「強化」という現象を指す。
• of fricatives: 摩擦音の、という意味で「摩擦音」という種類を示す。
• into plosives: 破裂音へと、という意味で変化の到達点を示す。
• is: 「～である」という状態を表す動詞。
• a common linguistic phenomenon: 一般的な言語学的現象、つまり言語に広く見られる事柄を指す。

Some dialects exhibit fortition at the beginning of words. (一部の方言では、単語の冒頭で音の強化が見られます。)

• Some dialects: いくつかの「方言」を指す。
• exhibit: 「～を示す」「～を見せる」という意味の動詞。
• fortition: 音の強化、または子音の強化を指す言語学用語。
• at the beginning: 「始まりで」という場所や時点を表す。
• of words: 「単語の」という意味で、始まりが何の始まりかを具体的に示す。

Historical linguistics often studies instances of fortition and lenition. (歴史言語学はしばしば、音の強化と弱化の事例を研究します。)

• Historical linguistics: 歴史言語学、つまり言語の歴史的変化を研究する分野。
• often: 「しばしば」「よく」という頻度を表す副詞。
• studies: 「～を研究する」という意味の動詞。
• instances: 「事例」「実例」を指す。
• of fortition: 音の強化の、という意味で何の事例かを示す。
• and lenition: そして音の弱化、という意味で fortition の対義語を示す。

This phonological change can be described as fortition, leading to a stronger articulation. (この音韻変化は強化として記述でき、より強い調音につながります。)

• This phonological change: この音韻変化、つまり特定の音の変更。
• can be described: 「記述されうる」「説明されうる」という可能性を表す。
• as fortition: 強化として、という意味でその変化の種類を示す。
• leading to: 「～につながる」「～を引き起こす」という結果を表す。
• a stronger articulation: より強い調音、つまり発音における口の動きや緊張が増すこと。

関連

• lenition
• assimilation
• dissimilation
• metathesis
• phonology
• phonetics
• sound change