deterrence

/dɪˈtɛrəns/ ディタレンス

1. 恐怖心や疑念を与えて、何かをすることを思いとどまらせること。特に、軍事的手段などによる威嚇によって敵対行為を防ぐこと。

何か好ましくない行動を取ろうとしている相手に対して、その行動を取ることで被るであろう不利益や罰を事前に明確に示すことで、相手にその行動を思いとどまらせる働きや状態を指します。特に国際政治や安全保障の分野で、武力行使や攻撃を事前に阻止する「軍事的抑止」の意味でよく使われます。
Nuclear deterrence played a key role in preventing large-scale conflicts. (核抑止は大規模な紛争を防ぐ上で重要な役割を果たした。)

2. 犯罪や不正行為などを思いとどまらせるための予防策や罰則。

犯罪行為や不正などを思いとどまらせるために、罰則を設けたり、監視を強化したりするなどの対策そのものを指します。犯罪を犯そうとする人にとって、捕まるリスクや受ける罰の重さが「抑止力」となります。この意味では、「deterrent」(抑止するもの)という単語もよく使われますが、deterrenceも「抑止力」や「抑止策」として使われることがあります。
The strict penalty serves as a deterrence to future crimes. (厳罰は将来の犯罪に対する抑止力となる。)