nought

[nɔːt] ノート

1. ゼロ、何もないこと

数字の「0」や、何もない状態、無得点などを表す際に使われます。特にイギリス英語で一般的です。

The temperature dropped below nought. (気温はゼロ以下に下がった。)

• The: 特定のものや既知のものを指す定冠詞です。
• temperature: 温度を意味します。
• dropped: 「下がる」「低下する」という意味の動詞 drop の過去形です。
• below: 「～の下に」「～未満に」という意味の前置詞です。
• nought: ゼロを意味します。

His efforts amounted to nought. (彼の努力は無に帰した。)

• His: 「彼の」という意味の所有代名詞です。
• efforts: 「努力」という意味の名詞 effort の複数形です。
• amounted: 「～に達する」「～になる」という意味の動詞 amount の過去形です。
• to: ここでは amount to と組み合わせて「～になる」という意味を表す前置詞です。
• nought: 何もないこと、無を意味します。

The score was four to nought. (スコアは4対ゼロだった。)

• The: 特定のものや既知のものを指す定冠詞です。
• score: 得点、スコアを意味します。
• was: be動詞 is の過去形です。
• four: 数字の「4」を意味します。
• to: ここでは試合のスコアを示す際に使われ、「対」という意味合いを持ちます。
• nought: ゼロ、無得点を意味します。

2. 取るに足らない人・物

人や物事が取るに足らない、価値がない、重要でないといった状態を表す際に使われることがあります。やや古風な響きを持つ場合もあります。

He's a complete nought in business. (彼はビジネスでは全くの無能だ。)

• He's: He is の短縮形です。「彼は～です」という意味です。
• a: 不特定のものや数を表す不定冠詞です。
• complete: 「全くの」「完全な」という意味の形容詞です。
• nought: 取るに足らない人、無価値な人を意味します。
• in: ここでは「～の点で」「～において」という意味の前置詞です。
• business: ビジネス、商売を意味します。

That idea is nought to me. (そのアイデアは私には何の価値もない。)

• That: 「あれ」「それ」を指す指示代名詞です。
• idea: 考え、アイデアを意味します。
• is: be動詞で「～です」という意味です。
• nought: 取るに足らないもの、無価値なものを意味します。
• to: ここでは「～にとって」という意味の前置詞です。
• me: 「私に」「私にとって」という意味の代名詞です。

Without their support, our plan will come to nought. (彼らの支援なしには、私たちの計画は失敗に終わるだろう。)

• Without: 「～なしに」という意味の前置詞です。
• their: 「彼らの」という意味の所有代名詞です。
• support,: 支持、支援を意味する名詞です。
• our: 「私たちの」という意味の所有代名詞です。
• plan: 計画を意味します。
• will: 未来を表す助動詞で「～だろう」という意味です。
• come: 「来る」という意味の動詞です。
• to: ここでは come to nought で熟語として「無駄になる」「失敗に終わる」という意味を表す前置詞です。
• nought: 無、失敗を意味します。

関連

• zero
• nothing
• nil
• cipher
• zero
• nothing
• worthless
• futile