Wernicke encephalopathy

/ˈwɜːrnɪki ɛnsɛfəˈlɒpəθi/ ウェルニッケ エンセファロパシー

1. ビタミンB1(チアミン)欠乏によって引き起こされる重篤な神経精神障害。特にアルコール依存症や重度の栄養失調患者に見られます。

ウェルニッケ脳症は、ビタミンB1(チアミン)の著しい欠乏が原因で起こる深刻な脳の病気です。この病気は、主に慢性的なアルコール依存症や、がん治療、手術後の栄養吸収障害などによる重度の栄養失調の患者に発症しやすいとされています。典型的な症状としては、眼球運動の異常(眼振や眼筋麻痺)、歩行のふらつき(運動失調)、そして意識障害や錯乱といった精神状態の変化が見られます。早期にチアミンを投与しないと、コルサコフ症候群という記憶障害に進展したり、永続的な脳損傷、最悪の場合は死に至ることもあります。
Wernicke encephalopathy is a serious neurological disorder caused by thiamine deficiency. (ウェルニッケ脳症は、チアミン欠乏によって引き起こされる重篤な神経疾患です。)