1.
話し手や聞き手から見た距離に基づいて、具体的な物や人を指し示す代名詞。「これ」「あれ」「これら」「あれら」などが該当します。
話し手や聞き手との物理的な距離に応じて、対象を特定する際に使われます。例えば、「This」は近くの単数形、「That」は遠くの単数形、「These」は近くの複数形、「Those」は遠くの複数形を指します。
This
is
my
book.
(これは私の本です。)
This
「これ」という、話し手に近い単数形を指し示す代名詞です。
is
「~である」という存在や状態を表す動詞です。
my book
「私の本」という所有を表す句です。
Those
are
fresh
apples.
(あれらは新鮮なリンゴです。)
Those
「あれら」という、話し手から遠い複数形を指し示す代名詞です。
are
「~である」という存在や状態を表す動詞(複数形)です。
fresh apples
「新鮮なリンゴ」という物の状態を表す句です。
Is
that
your
umbrella?
(あれはあなたの傘ですか?)
Is
「~である」という存在や状態を表す動詞で、疑問文の冒頭に置かれます。
that
「あれ」という、話し手から遠い単数形を指し示す代名詞です。
your umbrella
「あなたの傘」という所有を表す句です。
2.
文中で既に言及された事柄や概念、あるいは抽象的な状況を指し示す代名詞。「それ」「あれ」などが該当します。
具体的な物ではなく、前の文脈で述べられたアイデア、状況、情報などを指し示す際に使われます。「That」や「This」は、議論されている主題や感情などを指すために用いられ、文脈によってその指し示す対象が明確になります。
She
said
she
would
come,
and
that
made
me
happy.
(彼女が来ると言ったこと、それが私を幸せにした。)
She said she would come
「彼女が来ると言った」という、先行する文の内容です。
and
前の文と後の文をつなぐ接続詞です。
that
前の文全体(彼女が来ると言ったこと)を指し示す指示代名詞です。
made me happy
「私を幸せにした」という結果を表す句です。
This
is
important
to
remember.
(このことは覚えておくべきだ。)
This
これから述べられる、あるいは既に述べられた重要な事柄を指し示す指示代名詞です。
is important
「重要である」という状態を表します。
to remember
「覚えるべき」という目的や必要性を表す不定詞句です。
He
lied,
and
that
was
unforgivable.
(彼は嘘をついた、そしてそれは許しがたいことだった。)
He lied
「彼は嘘をついた」という行為です。
and
前の文と後の文をつなぐ接続詞です。
that
前の文全体(彼が嘘をついたこと)を指し示す指示代名詞です。
was unforgivable
「許しがたいことだった」という状態を表す句です。