chirality

/kaɪˈrælɪti/ カイラリティ、キラリティー

1. 物体がその鏡像と重ね合わせられない性質。

キラリティーとは、ある物体がその鏡像(鏡に映った姿)と全く同じように重ね合わせることができない性質を指します。例えば、私たちの左手と右手のように、それぞれが相手の鏡像ですが、互いにぴったりと重ね合わせることはできません。この概念は、特に化学(分子の構造)や物理学において、分子や結晶の対称性を記述する際に非常に重要となります。
The concept of chirality is fundamental in organic chemistry. (キラリティーの概念は有機化学において基礎的です。)

2. 不斉性または掌性。

不斉性または掌性とは、特に分子や結晶がその鏡像と非対称である性質を指します。この性質を持つ分子は、化学反応や生物学的プロセスにおいて異なる挙動を示すことが多く、医薬品開発や材料科学など多岐にわたる分野でその重要性が認識されています。例えば、医薬品の中には、一方の鏡像異性体だけが薬効を持ち、もう一方は無効であったり、副作用を引き起こしたりする場合があります。
The molecule's chirality determines its biological activity. (その分子のキラリティーが生物学的活性を決定します。)
関連
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