1.
それの、それに属する
「it」(それ)が何かを所有している状態や、何かの一部である状態を表します。犬のしっぽ、会社の歴史、都市の桜など、「it」に属するものを指し示すときに使われます。人間以外の動物や無生物、場所、抽象的な概念などを指す「it」の所有形です。
The
dog
wagged
its
tail.
(その犬はしっぽを振った。)
The dog wagged
その犬は振った
its tail.
それのしっぽを。(つまり、その犬のしっぽを)
The
company
is
proud
of
its
history.
(その会社はその歴史を誇りに思っている。)
The company is proud
その会社は誇りに思っている
of its history.
それの歴史を。(つまり、その会社の歴史を)
Tokyo
is
famous
for
its
cherry
blossoms.
(東京はその桜で有名です。)
Tokyo is famous
東京は有名である
for its cherry blossoms.
それの桜で。(つまり、東京の桜で)
2.
it's(it is または it has)の誤記として使われることがあるが、これは非標準的な使い方。
本来の「its」は所有形ですが、ネイティブスピーカーでさえ「it's」(it is または it has の短縮形)と混同して使うことがしばしばあります。これは文法的には誤りですが、非常に広く見られる間違いです。
Its
a
beautiful
day.
(良い天気だね。(本来は It's a beautiful day.))
Its a beautiful day.
それ は 美しい 日 だ。
Its
been
a
long
time.
(久しぶりだね。(本来は It's been a long time.))
Its been a long time.
それ は 長い 時間 だった。
Its
getting
late.
We
should
go.
(遅くなってきている。私たちは行くべきだ。(本来は It's getting late.))
Its getting late.
それ は 遅くなっている。
We should go.
私たちは行くべきだ。