Floating-point arithmetic

[ˈfloʊtɪŋ pɔɪnt əˈrɪθmətɪk] フローティングポイント アリスメティック

1. コンピュータで実数を表現し計算するための方式で、小数点以下の位置が固定されず、有効数字と指数部によって広範囲の値を扱えるもの。

浮動小数点演算は、非常に大きい数から非常に小さい数まで、多様な実数をコンピュータ上で効率的に扱うための計算方式です。この方式では、数値が有効数字と指数部で表現され、小数点以下の位置が動的に変わるため、広い数値範囲を少ないビット数で表現できます。
Floating-point arithmetic is fundamental to scientific computing. (浮動小数点演算は科学計算の基礎です。)

2. 浮動小数点演算において発生しうる精度の問題や丸め誤差、およびその特性。

浮動小数点演算は、その性質上、有限のビット数で無限の実数を近似するため、必ずしも完全に正確な結果を保証しません。特に、丸め誤差や桁落ちなどの問題が発生しやすく、これが科学計算や金融計算などで予期せぬ結果を引き起こすことがあります。そのため、その限界を理解し、適切に扱うことが重要です。
Developers must understand the limitations of floating-point arithmetic. (開発者は浮動小数点演算の限界を理解しなければなりません。)
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