1.
文法において、主語と補語を結びつける動詞。特にbe動詞や、seem、becomeなどの動詞を指す。
主語の状態や性質、または主語が何であるかを補語と結びつける役割を持つ動詞を指します。最も典型的なのはbe動詞ですが、その他にも状態や感覚を表す動詞(seem, appear, look, sound, smell, taste, feelなど)や変化を表す動詞(become, get, growなど)もcopulaとして機能することがあります。
She
is
happy.
(彼女は幸せです。)
She
「彼女」という女性を指します。
is
「~である」という状態を表すbe動詞で、ここでは主語の「彼女」の状態を示しています。copulaの一例です。
happy
「幸せな」という形容詞で、主語の状態を説明する補語です。
He
became
a
doctor.
(彼は医者になりました。)
He
「彼」という男性を指します。
became
「~になった」という変化を表す動詞で、これもcopulaの一種です。
a doctor
「医者」という職業を指し、主語が何になったかを説明する補語です。
The
soup
smells
good.
(そのスープは良い香りがする。)
The soup
「そのスープ」を指します。
smells
「~のにおいがする」という感覚を表す動詞で、これもcopulaとして機能します。
good
「良い」という形容詞で、スープの状態を説明する補語です。
2.
論理学や哲学において、主語と述語を結びつけ、命題を形成する要素または概念。
論理学において、命題(例:「SはPである」)の構造において、主語と述語の間にあって両者を結びつける役割を持つ要素を指します。これにより、主語に特定の属性を付与したり、主語が何であるかを定義したりします。
Socrates
is
mortal.
(ソクラテスは死ぬ運命にある。)
Socrates
主語で、古代ギリシャの哲学者ソクラテスを指します。
is
主語と述語を結びつける連結詞(copula)として機能し、存在や属性を表します。
mortal
述語で、「死すべき運命にある」という属性を表します。
All
men
are
fallible.
(すべての人間は誤りを犯しやすい。)
All men
主語で、「すべての人間」を指します。
are
主語と述語を結びつける連結詞(copula)として機能します。
fallible
述語で、「誤りを犯しやすい」という属性を表します。
Truth
is
beauty.
(述語で、「美」を指します。)
Truth
主語で、「真実」を指します。
is
主語と述語を結びつける連結詞(copula)として機能し、等価性を示します。
beauty
述語で、「美」を指します。