CAPM

/ˈkæpɛm/ シーエーピーエム

1. 金融市場におけるリスクとリターンの関係を説明するモデル。投資におけるリスクと期待リターンの関係を理論的に示すモデルで、主に株式などのリスク資産の価格決定に用いられます。

CAPMはCapital Asset Pricing Model(資本資産価格モデル)の略称で、投資家が資産に求める期待リターンを決定するために使用される金融モデルです。このモデルは、リスクフリーレート、ベータ値(市場全体に対する個々の証券の値動きの感応度)、市場リスクプレミアム(市場全体の期待リターンからリスクフリーレートを引いたもの)を用いて、適切な期待リターンを算出します。CAPMは、ポートフォリオ理論に基づき、効率的な市場において、リスクを負うことに対する追加のリターン(リスクプレミアム)が、市場リスクに対する感応度であるベータに比例するという考え方を示します。
The CAPM is widely used in finance to determine the required rate of return for an asset. (CAPMは、資産の要求収益率を決定するために金融分野で広く使用されています。)
関連
Capital Asset Pricing Model
Risk-free rate
Market risk premium
Efficient market hypothesis
Modern portfolio theory