1.
名詞の前に置かれ、その名詞が指す対象が特定のものであるか、一般的であるかを示す語。限定詞の一種。
この種類の限定詞は、名詞が「特定の何か」を指しているのか、「漠然とした何か」を指しているのか、あるいは「どの位置にあるか」といった情報を明確にします。冠詞 (a, an, the) や指示形容詞 (this, that, these, those) などがこれに該当します。
I
bought
a
new
phone.
(私は新しい電話を買いました。)
I
「私」という話し手自身を指します。
bought
「買う」の過去形です。
a
不特定の1つのものを指す冠詞です。この場合、「特定の電話ではない新しい電話」を意味します。
new phone
「新しい電話」というものを指します。
The
dog
is
barking.
(その犬が吠えています。)
The
特定のものを指す冠詞です。話し手と聞き手の間で了解されている「その犬」を意味します。
dog
「犬」という動物を指します。
is barking
現在進行形で「吠えている」状態を表します。
This
is
my
favorite
song.
(これは私のお気に入りの歌です。)
This
「これ」という近い場所や時間にある特定のものを指す指示形容詞です。
is
「~である」という状態を表す動詞です。
my
「私の」という所有を示す形容詞です。
favorite song
「お気に入りの歌」というものを指します。
2.
名詞の前に置かれ、その名詞の数量、量、所有関係、または分布を示す語。限定詞の一種。
この種類の限定詞は、名詞がどれくらいの数や量であるか、あるいは誰のものであるか、またはどのように分布しているかといった情報を伝えます。数量詞 (many, much, some, any, few, little, two, threeなど) や所有形容詞 (my, your, his, her, its, our, their) などがこれに該当します。
She
has
many
books.
(彼女はたくさんの本を持っています。)
She
「彼女」という女性を指します。
has
「~を持っている」という所有を表す動詞です。
many
「たくさんの」という数を表す数量詞です。
books
「本」という読み物を指します。
Do
you
need
some
water?
(水がいりますか?)
Do
疑問文を作るための助動詞です。
you
「あなた」という相手を指します。
need
「~を必要とする」という意味の動詞です。
some
「いくつかの」「いくらかの」という量を表す数量詞です。肯定的な質問や提供の際に使われます。
water
「水」という液体を指します。
Every
student
received
a
certificate.
(すべての生徒が証明書を受け取りました。)
Every
「あらゆる」「どの~も」という意味で、集合の中の個々を指す限定詞です。
student
「生徒」を指します。
received
「受け取る」の過去形です。
a certificate
「証明書」を指します。ここでは不特定の1枚の証明書を意味します。