clavichord

[ˈklævɪkɔːrd] クラヴィコード

1. クラヴィコード（15世紀から18世紀にかけてヨーロッパで用いられた鍵盤楽器）

クラヴィコードは、15世紀から18世紀にかけてヨーロッパで広く用いられた鍵盤楽器です。弦を金属製のタンジェントで叩くことで音を出し、奏者が鍵盤を押す強さによって音の強弱を直接制御できるという、他の古楽器にはない特徴を持っていました。その音は非常に繊細で、主に個人的な演奏や練習に使われました。

The clavichord produces a soft, intimate sound. (クラヴィコードは柔らかく、親密な音色を生み出します。)

• The clavichord: クラヴィコードという鍵盤楽器を指します。
• produces: ～を生み出す、～を産出する、という意味の動詞です。
• a soft: 柔らかい、優しい、という意味の形容詞です。
• intimate sound: 親密な、個人的な響きや音色を指します。

Many Baroque composers wrote music specifically for the clavichord. (多くのバロック期の作曲家は、特にクラヴィコードのために音楽を書きました。)

• Many: 多くの、多数の、という意味です。
• Baroque composers: バロック時代（17世紀から18世紀初頭）の作曲家たちを指します。
• wrote music: 音楽を書く、作曲する、という意味です。
• specifically: 特に、専門的に、という意味の副詞です。
• for the clavichord: クラヴィコードのために、という意味です。

Unlike a harpsichord, the clavichord allows for subtle dynamic variation. (チェンバロとは異なり、クラヴィコードは微妙な強弱の変化を可能にします。)

• Unlike: ～と異なり、～とは違って、という意味です。
• a harpsichord: チェンバロという、弦を撥で弾いて音を出す鍵盤楽器を指します。
• the clavichord: クラヴィコードという鍵盤楽器を指します。
• allows for: ～を可能にする、～を許す、という意味です。
• subtle dynamic variation: 微妙な（subtle）音の強弱（dynamic）の変化（variation）を指します。

関連

• harpsichord
• piano
• fortepiano
• keyboard instrument
• spinet
• virginal