NADH

/ˌɛn eɪ diː ˈeɪtʃ/ エヌエーディーエイチ

1. ニコチンアミド・アデニン・ジヌクレオチドの還元型。生体内における重要な補酵素の一つで、電子伝達系でエネルギー生産に関わる。

NADHは、生体内でエネルギー代謝の中心的な役割を果たす分子です。特に、グルコースなどの有機物を分解してATP（アデノシン三リン酸）を生成する過程において、電子を運搬する重要な補酵素として機能します。還元型であるため、高エネルギーの電子を保持しており、これを電子伝達系に供給することで、大量のATPが生成されます。

NADH is a crucial coenzyme in metabolic reactions. (NADHは代謝反応における重要な補酵素です。)

• NADH: ニコチンアミド・アデニン・ジヌクレオチドの還元型を示す略語。生体内の重要な補酵素です。
• is: 「～である」という状態を表す動詞。
• a crucial coenzyme: 「極めて重要な補酵素」を意味します。coenzymeは酵素の働きを助ける分子です。
• in metabolic reactions: 「代謝反応において」という場所や状況を示します。

The conversion of pyruvate to lactate regenerates NADH to NAD+. (ピルビン酸から乳酸への変換は、NADHをNAD+に再生します。)

• The conversion: 「変換」を意味する名詞句。
• of pyruvate to lactate: 「ピルビン酸から乳酸へ」という変換の内容を示します。
• regenerates: 「～を再生する」という動詞。
• NADH: ニコチンアミド・アデニン・ジヌクレオチドの還元型。
• to NAD+: 「NAD+へ」という変化の結果を示します。NAD+はNADHの酸化型です。

In the electron transport chain, NADH donates electrons to complex I. (電子伝達系において、NADHは複合体Iに電子を供与します。)

• In the electron transport chain: 「電子伝達系において」という場所や状況を示します。
• NADH: ニコチンアミド・アデニン・ジヌクレオチドの還元型。
• donates: 「～を供与する」「～を与える」という動詞。
• electrons: 「電子」を意味する名詞。
• to complex I: 「複合体Iへ」という供与の対象を示します。

関連

• NAD+
• ATP
• Electron transport chain
• Cellular respiration
• FADH2
• Glycolysis
• Krebs cycle