Dockerfile

[ˈdɒkər faɪl] ドッカーファイル

1. ソフトウェア開発で、コンテナ化されたアプリケーションのビルド手順を定義するためのファイル。

Dockerイメージを作成するための命令が記述されたファイルです。どのようなソフトウェアを、どのような設定でコンテナに含めるかを定義します。

FROM ubuntu:latest RUN apt-get update && apt-get install -y python3 COPY . /app WORKDIR /app CMD ["python3", "app.py"] (このDockerfileは、UbuntuをベースにPython3をインストールし、アプリケーションコードをコピーして、Pythonスクリプトを実行するコンテナをビルドします。)

• FROM ubuntu:latest: ベースとなるDockerイメージとして "ubuntu:latest" を指定します。
• RUN apt-get update && apt-get install -y python3: コンテナ内で "apt-get update" と "python3" のインストールを実行します。
• COPY . /app: 現在のディレクトリの内容をコンテナ内の "/app" ディレクトリにコピーします。
• WORKDIR /app: コンテナ内の作業ディレクトリを "/app" に設定します。
• CMD ["python3", "app.py"]: コンテナが起動した際に実行されるコマンドとして "python3 app.py" を指定します。

FROM node:18-alpine WORKDIR /usr/src/app COPY package*.json ./ RUN npm install COPY . . EXPOSE 3000 CMD [ "node", "server.js" ] (このDockerfileは、Node.js環境で動作するWebアプリケーションをビルドする手順を定義しており、依存関係のインストールやアプリケーションコードのコピー、ポートの公開、実行コマンドの設定が含まれています。)

• FROM node:18-alpine: ベースイメージとして "node:18-alpine" を指定します。
• WORKDIR /usr/src/app: コンテナ内の作業ディレクトリを "/usr/src/app" に設定します。
• COPY package*.json ./: package.jsonとpackage-lock.jsonをコンテナのルートディレクトリにコピーします。
• RUN npm install: コンテナ内で "npm install" を実行して依存関係をインストールします。
• COPY . .: 現在のディレクトリの内容をコンテナ内のカレントディレクトリにコピーします。
• EXPOSE 3000: コンテナのポート3000を公開します。
• CMD [ "node", "server.js" ]: コンテナ起動時に "node server.js" を実行します。

FROM nginx:alpine COPY ./nginx.conf /etc/nginx/conf.d/default.conf COPY ./html /usr/share/nginx/html (このDockerfileは、Nginxウェブサーバーをコンテナ化するための設定を示しており、カスタム設定ファイルとHTMLコンテンツをコピーしています。)

• FROM nginx:alpine: ベースイメージとして "nginx:alpine" を指定します。
• COPY ./nginx.conf /etc/nginx/conf.d/default.conf: ローカルの "./nginx.conf" ファイルをコンテナ内の "/etc/nginx/conf.d/default.conf" にコピーしてNginxの設定を上書きします。
• COPY ./html /usr/share/nginx/html: ローカルの "./html" ディレクトリの内容をコンテナ内のNginxのドキュメントルートにコピーします。

関連

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