malloc

/ˈmælək/ マロック

1. 動的メモリ割り当て

C言語において、プログラムの実行時に必要なメモリ領域をヒープから動的に確保するための標準ライブラリ関数です。指定されたサイズのメモリブロックを確保し、その先頭アドレスを返します。確保に失敗した場合はNULLを返します。

int *arr = (int *)malloc(5 * sizeof(int)); (5つのint型を格納する配列分のメモリを確保します。)

• int *arr: 整数型へのポインタ変数`arr`を宣言します。
• (int *): `malloc`が返す`void*`型を`int*`型にキャストします。
• malloc(...): メモリを動的に確保するための関数呼び出しです。
• 5 * sizeof(int): 5つの`int`型データが占めるバイト数を計算し、確保するメモリのサイズを指定します。

if (ptr == NULL) { /* handle error */ } (もしメモリ確保に失敗したら、エラーを処理します。)

• if (ptr == NULL): `ptr`が`NULL`（メモリ確保失敗）であるかどうかを確認する条件文です。
• { /* handle error */ }: メモリ確保が失敗した場合に実行するエラー処理のコードブロックです。

char *buffer = (char *)malloc(100); (100バイトの文字バッファ用のメモリを確保します。)

• char *buffer: 文字型へのポインタ変数`buffer`を宣言します。
• (char *): `malloc`が返す`void*`型を`char*`型にキャストします。
• malloc(100): 100バイトのメモリを確保する関数呼び出しです。

関連

• calloc
• realloc
• free
• memory allocation
• heap
• pointer
• dynamic memory